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脳梗塞の後遺症も色々とありますが、嚥下
障害がほとんどなかったことは不幸中の
幸いでした。

 

 

それでも脳梗塞の発症以降は、麻痺
は半身全部に影響を及ぼすとの事実
通りに、モノを飲み下す能力には多少
の変化は出ているようです。

 

 

入院当初は、最初の一日は検査のために

絶食、2日目~4日目は嚥下障害を慮って

おかゆや流動食が主体の食事が割り

当てられました。

 

 

医師や言語療法士の判断から5日目以降は普通食となりました。

 

 

脳梗塞という重篤な病気を発症しながらも、当初は悲嘆のあまりまるでなかった食欲も、
見事モリモリに回復したものの、これまでの食生活を顧みることなくその量に食欲を
満たされないまま、いつも早食いしていた入院9日目にその悲劇は起きました。

 

 

デザートに添えられていたリンゴをフォークで突き刺して口に運んで大して咀嚼も
しないままに、いつも通り飲み込もうとした瞬間、まるで喉に刺さるかのように
リンゴが詰まってしまいました。

 

 

呼吸は辛うじて出来る

ですが、とにかく喉が痛い!

 

 

何度も飲み込もうと懸命にその動作を喉に
命じるのですが、引っ掛かったリンゴは中々

思い通りには胃へには向かってくれません。

 

 

やむなくナースコールで看護師さんに窮状

を訴えたのですが、本人の悲痛な叫びとは

裏腹に、苦笑しながら吐いてしまうか、診察

室に行くかを選びなさい、といわれる始末でした。

 

 

涙を浮かべながらもんどり打って苦しんでいるのに、情けもないのかとその時は

思いましたが、いずれは喉から胃へ落ちることが分かっていたのでしょう、

ベッドのお隣の患者さんも、その内動くよ、と気にした風でもありませんでした。

 

 

みなさまのご託宣通りにしばらくすると勝手に喉から離れて、ようやく苦痛から解放
されたのですが、今思いますとやはり嚥下能力が以前とは違っていたのだと思います。

 

 

これまでの人生でもあまり喉にモノを詰まらせた
記憶がありませんので、余計に嚥下能力が
日常生活にはさほど影響はないものの、
若干は低下していたんだと思います。

 

 

ちなみにその後は口に入れる量や大きさ
にも気を配るようになりまして、発症前の
ように、口いっぱいに食べ物をほうばる
ということはしていないこともあって、
一度も詰まったことはありません。

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