脳梗塞のリハビリを続けていく中で、
患者はもちろんセラピストや病院関係者
が、最も恐れることはやはり事故やけが
でしょう。
私自身がリハビリとして歩き回っている
最中に転んだことは三度ほどあるのですが、
もっとも大騒ぎになったのが、入院している
病院の受付前で転んだ時でした。
その日は入院して10日ばかり
経った頃で、初めて自宅へと
一時帰宅しました。
久しぶりの我が家でお風呂に入って、愛犬の様子などを見てすぐに戻った
のですが、病院の受付で歩行補助具から車椅子に移ろうとした時に、車椅子
にブレーキが掛かっているかどうかを確認しないままだったことが失敗でした。
後ろ向きに車椅子に腰掛けようと肘掛けに両手を置いた瞬間に、スルスルと
動き出してしまって、そのままお尻から転ぶ羽目となりました。
地域の基幹病院の受付前ですので人も多い
のですが、病院職員も多かったため、瞬時
に3~4名の職員が大丈夫ですか、と声を
掛けながら抱き起こしてくれましたが、
気恥ずかしさで痛みはまるで感じません
でした。
看護師さんなどに後で聞きましたところ、
そういう場面でも万が一骨折や怪我をして
いれば、受付の職員は始末書を書くことになったかも知れないそうで、命を預かる
現場の方々の厳しさを知る思いがしたものです。
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