スポンサードリンク

脳梗塞のリハビリでは、麻痺していても
少し歩けるようになりますと、回復度合い

に応じて色んな歩行能力測定が行われます。

 

 

苦手だったのが片足立ちです。

 

 

何しろ左脚は脳梗塞で麻痺した状態で、
入院からほぼ1ヶ月は車椅子での生活
でしたので、つかまり立ちや介助があっての
歩行は何とか出来るようになっても、
真っ直ぐ立っていることすらも危うい状態が
長かったので、片足で体全体を支えるのは
至難の技でした。

 

 

よく理学療法士の方にちょっと片足で立って見て下さい、と言われて
やっては見るのですが、ホンの一瞬、時間にしてもコンマ何秒出来るか
できないかの世界ですので、いつかは麻痺した左足で支えてみたい、
というのも夢のひとつでした。

 

 

現在は調子が良い時には30秒くらいは立っていられるようになりましたが、
ここに至るまでの道程は無論平坦なものではありませんでした。

 

 

脳梗塞の麻痺も後遺症も人それぞれ、発症部位や規模によってその影響も
千差万別ですので、当然リハビリもその患者さんに応じた個別の対応や
スケジュールが必要となって来ます。

 

 

私個人の場合ではラクナ脳梗塞でも比較的軽度な梗塞と分類はされましたが、
それでも左足の麻痺が及ぼす影響は甚大で、1ヶ月の車椅子生活に杖を
使っての歩行がさらにひと月必要でした。

 

 

比較的若年齢での発病であったこと、体力や筋力の著しい低下は見られ
なかったものの、足首から下のコントロール能力に、膝の円滑な屈伸運動は
当初は限りなくゼロに近いものでした。

 

 

爪先を上げる筋であったり、足の指への
連携は徐々に回復といいますか、
代替機能が働き始めましたが、今も尚
厄介なのは膝の滑らかな曲げ伸ばし
で、脳梗塞の後遺症でもリハビリの
大敵となる緊張が走りますと、即座に
神経の命令を全く聞かない、「足が棒」
状態に陥ってしまいます。

 

 

最近ではすり減った膝腰にはヒアルロン酸
が効く、という健康食品やサプリメントの
広告を見掛けますが、神経の問題だけに
これでは滑らかさは期待できません。

 

 

地道なリハビリを続けることで、身体に覚えてもらうしかないわけですね。

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">

トラックバックURL

ページ上部に