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脳梗塞を一旦発症すれば、後遺症が残らない、

脳梗塞が起こったことすら気付かない、という

幸運な患者さんもいらっしゃいますが、多くの

場合は麻痺や痺れ、言語や視覚などでも

重篤な後遺障害と向き合うことになることが

多いのが、脳梗塞という疾患の特徴でもあります。

 

 

脳の血管の詰まりが一度起これば、発症

3時間以内の溶解措置が功を奏した場合

を除いては、梗塞した場所は壊死して

しまいます。

 

 

そのため脳内での再生が出来ないために、基本的には脳梗塞で起こった障害は、
完治するということはありません。

 

 

ただし人間の身体は実に上手く作られていて、壊死したことで失われた
能を、訓練次第では他の脳内器官が代行したり、神経の伝達も喪失した
部位を上手にバイパスして伝えることも出来たりします。

 

 

このため機能代替や維持目的以外にもリハビリを続けることがとても大切に
なってくるのですが、現状の日本の医療制度では患者が望むだけの期間リハビリ
を受けることは、かなり困難であるのが現状です。。

 

 

医療制度崩壊が叫ばれる現代、高騰を続ける医療費や医療保険の抑制策から、
治療や回復や維持に長期間を要することが多い脳梗塞でありながら、病院での
治療入院も、リハビリ病院での療養入院も、患者の希望期間は受け入れて貰え
ないことが今では普通となりつつあります。

 

 

こういう時にこそ介護保険が役立たないものかと思われる患者さんや相談も、
ネット上の質問サイトに多く寄せられています。

 

 

ですが、介護保険で入院出来るのは介護

療養型の医療機関に限定されており、

リハビリを目的とする入院は、どこでも

受け入れてはもらえません。

 

 

さらに介護保険でのリハビリは、介護老人

保健施設への入所をはじめ、通所リハビリ、

訪問リハビリ、訪問看護でのリハビリ、老人

保健施設でのショートステイでしか認め

られません。

 

 

脳梗塞のリハビリを続けていくのもひと苦労というところなのですが、そうこう
している間に再発してしまって、今度は健康保険で入院してまたリハビリという
笑えない話がたくさんあるのも事実です。

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