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脳梗塞を発症して入院生活を47日

送りましたが、歩きたい!と希望の

一心でおりましたので、リハビリは

大好きな時間でした。

 

 

幸いなことに左半身麻痺とはいえ、左
手は痺れはあるものの麻痺の程度は
軽く、OTのセラピストに言われるまで
もなく、かなり楽観的な展望を入院当
初から持っていました。

 

 

訓練次第でそう大事にはならないだろう
との感覚的な判断ですが、それでも麻痺
は現実でしたので、入院期間中には左手で
体を支えることも、モノを掴むことも
かなりの難題でした。

 

 

左手を付く際には手のひらではなく、手が内側に硬直して手の甲で付く
ことが多く、よくOTのセラピストに注意されたものです。

 

 

それでも気楽に構えていたのは、左脚とは違って不器用ながらも痺れが
あっても、動かすことが出来たせいです。

 

 

入院当初には、ヨタヨタと取り敢えず自力歩行もどきも出来たものが、
急性期の進行があったせいでしょう、病院に入院した翌日には症状が
進んで、左足は膝の下からは感覚がなくなっていました。

 

 

もちろん立つこともかなり危ない状態です。

 

 

ベッドサイドの上の方に置いてあった着替えを取るのにも、立ち上がって
手を伸ばしてという動作ひとつに数分掛かってしまう有様でした。

 

 

このためこのままずっと歩くことができない人生を送る

ことになるのか、とかなり落ち込んだことも、よく記憶

しています。

 

 

そのせいもあって歩けるかも知れないと希望を持ってからは、リハビリ
でもとくにPTには熱心になったのです。

 

 

その希望を頂いたのは2回しか受けなかった言語聴覚士のひと言でした。

 

 

脳梗塞を発症したものの言語や嚥下障害は幸いにして起こらなかったため、
STは2回しか行われませんでした。

 

 

左麻痺のため顔面にも僅かながら緩みというか垂れ下がる傾向もあった
のですが、それを少しでも回避するための顔面マッサージを教わりながら、
言語聴覚士が、何気なくPTのセラピストから聞いたといって、次のように
教えて下さいました。

 

 

「自分の足で歩いて帰れるのではないか、と言ってましたよ。」

 

 

この言葉がともすれば悲観的に考えがちだった入院生活を、一気に
バラ色へと転じてくれました。

 

 

今は全く反応のない左足でも、
頑張ってリハビリすれば退院の時には、
自分で歩いて帰れるかも知れない、
頑張ろう、素直にそう思えました。

 

 

担当医から知らされた入院計画書
には30日の入院となっていたこと
だし、1ヶ月努力すればまた歩ける
ようになるかも知れない、という
のは本当に大きな希望にも生き
がいにもなりました。

 

 

実際には47日の入院とはなりましたが、医師や看護師、セラピストのひと言は、実に大きなものだと思いました。

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