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リハビリの「自主練習」は、当初は点滴台を
支えにトイレだけの許可だったそうです。

 

 

だったそうです、と申しますのも知らなかった
からでして、早く自分の脚で歩き回りたい

一心の私はトイレどころか、病棟のエレベ

ーターがあるところや待合のソファが

置いてあるところまでひょろひょろと

覚束ない足取りで毎日出歩いていました。

 

 

ある日看護師さんが私を廊下で呼び止めて、「許可は受けていますか?」

と聞かれたことで、初めて運動するのにも医師の許可が必要な身の上と

なったことを思い知りました。

 

 

聞けば脳梗塞で片麻痺で歩行や手を使う作業に支障が出ている時には、移動できる
範囲や階段の昇降、一人で入浴するのにも医師の判断が要るとのことでした。

 

 

今聞けばそれはその通りなのですが、とにかく歩いて歩いて少しでも
回復したい気持ちに溢れていましたので、看護師さんには申し訳ないと
謝りましたが、その後も自主練はずっと続けていました。

 

 

看護師さんには叱られましたが、理学療法士
のあるセラピストには、この話を告げますと、
そういう人がどんどん歩けるように回復して
いくんだろうなあ、と笑われました。

 

 

担当の理学療法士は何もおっしゃいません

でしたが、動きの悪い脚に比べて麻痺の

度合いが軽微であったために、和やかな

リハビリが多かったOTのセラピストさんへの

自主練の会話を聞いておられたことも、後日知りました。

 

 

これだけ練習しましたということを誇る気持ちは全くありませんが、歩きたいという希望の表れとして、変な癖が付くからと敬遠する向きも
多いとも聞きますが、多くの関係者の方に結果的に容認していただいたことをとても感謝しています。

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