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救命救急センターで脳梗塞との診断を

受けた後に、即座に入院ということを

聞かされて初めて事の重大さを思い

知った呑気さから、脳梗塞の治療が

始まりました。

 

 

脳梗塞をよく知らなかったことも勿論
ですが、これまで病気に罹ったことも
なく、健康だけは自信がありました
し、入院はおろかろくに病院で診て
もらったこともありませんでしたので、
この場からそのまま入院ということを
信じがたいほどでした。、

 

 

心のどこかにはちょこちょこと診てもらい、注射でも打ってもらって薬を貰って
タクシーで家に帰れる、なんて幻想を心の片隅に抱いていたようです。

 

 

今思えば有り得ない妄想だったのですが、その時は訳が分からないまま
入院生活突入という流れで、まだ仕事や家の心配をしていたものの、実際
にはこの時間にも刻々と脳梗塞の症状は進行していたようです。

 

 

救急車を要請した段階では自宅ということもあったのかも知れませんが、
何とか自立歩行も出来た状態だったものが、入院した途端に何かに掴まら
ないと全く立てなくなってしまいましたし、左脚はまるで膝から下がなく
なってしまったかのように、感覚が消え去っていました。

 

 

左手の痺れも強くなっており、手を思い通りに動かすことは
程遠い段階までに脳梗塞の症状と麻痺が進行していました。

 

 

入院予定の部屋の準備が出来るまで数時間を救命救急センターで待つことに
なりましたが、この時には動きが悪化している自身の症状にじわじわと絶望
感が広がり始めたことを、悪い予感とともによく覚えています。

 

 

実際に家には帰れないなと分かったのは、検査を待つ間に看護師さんに
お手洗いに行ってもいいかを尋ねた時でした。

 

 

看護師さんいわく、この救命救急センターのベッドの上で尿瓶で済ませて
下さい、おひとりでの移動は出来ません、麻痺で尿瓶が使いにくいようで
したら私達でしますから、と至極冷静に告げられました。

 

 

大変なことになってしまった、トイレ
にも一人では行けない体になのか、
目の前にも真っ黒な暗雲が一挙に
広がりました。

 

 

後日知ったことは、入院と並行する
如く梗塞が進行していたこと、梗塞
した部位の腫れの圧迫で、脳梗塞の
症状がひどくなっていたようです。

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