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入院して10日ほど過ぎた頃、担当の医師が
ベッドまで様子を見に来て下さった時に、
後のリハビリをどうするかを聞かれました。

 

 

医師の説明では経過を見て1ヶ月前後で

退院となる見通しであること、リハビリを
さらに積極的にということであれば、
系列のリハビリテーション病院への転院も

出来ること、あるいは退院後には外来と

してリハビリを続けるという選択肢もある

ということでした。

 

 

リハビリテーション病院は、入院している病院

から歩いても10分くらいの距離にあって、

専門の施設とスタッフが揃う病院です。

 

 

より高度なリハビリが受けられるとの説明でしたが、その時の心情は慣れ
始めていた病室や病院の環境から、また新しい施設へ移ることへの不安、
そして入院が長期化することへの抵抗の気持ちが大きかったように思います。

 

 

医師の強力な推薦があったら判断は変わっていたかも知れませんが、
どういう選択でも構わないとの言葉に、そのまま入院を続けて退院後は
外来でリハビリを続けることを選びました。

 

 

最近ではリハビリ専門病院に入りたくても入れない患者さんが数多く
いらっしゃることを思いますと、たいへんに恵まれた病院環境にあった
ことをとても感謝しています。

 

 

どこもリハビリ専門病院は入院希望者の数に対して、ベッド数が足りない
状況が一般化していますから、その時に偶然空きベッドがあっただけかも
知れません。

 

 

また入院が長期化せざるを得ない重篤な麻痺ではなかったことも、リハビリ
専門病院への転院を強く勧められなかった要因でもあったことでしょう。

 

 

脳梗塞の場合ですと、発症から2ヶ月以内でないとリハビリテーション病院
への入院は出来ないことになっています。

 

 

これは2ヶ月を経過してからの回復が

難しくなることも大きな要因として

挙げられていますが、それだけ重度の

麻痺と後遺症に悩む患者が多いことも、

同時に示しています。

 

 

経済的に余裕があれば介護施設に入所

して、リハビリを続けるという選択肢も

ありますが、公的な介護施設は絶対数

が足りません。

 

 

民間の施設ですと、入所時に数千万円の費用が掛かることもあって、患者や家族の大きな悩みともなっています。

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